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「健やかな暮らし」を実現する新たなアイディア創出へ。令和7年度ワーキンググループDAY4

  • 執筆者の写真: Smart City Nagano Smart City Nagano
    Smart City Nagano Smart City Nagano
  • 10月24日
  • 読了時間: 4分

令和7年度NASCワーキンググループでは、「Nagano Fusion Innovation Lab(通称NFIL)」と称し、「健やかな暮らし」の実現を目指す新たなアイディア創出に取り組んでいます。デジタルや新技術を活用し、長野で自分らしく健康に暮らし続けるためのアイディアを検討します。


DAY 4では、DAY 3までに構想した事業アイディアの具体化と実現に向けたアクションプランの整理、共創実践者からのインプット、およびワールドカフェを通じた他チームとの多角的なフィードバックに重点が置かれました。


ビジネスモデルとアクションプランの整理・発表準備


DAY 4は、最終日(DAY 5)の「共創の実践プロジェクト」提案発表に向けた準備として、ビジネスモデルとアクションプランの精緻化が行われました。



DAY 3からの継続とブラッシュアップ


DAY 3では、「健やか」というテーマに立ち返りつつ、事業アイディアを持続可能なものとするため、ビジネスモデルキャンバスを用いた事業構造の可視化が行われました。

DAY 4では、自チームで考えるだけではなく、顧客候補者へのヒアリング(インタビュー)の結果を踏まえて、取り組む課題、提供価値、ターゲットペルソナ、ビジネスモデル、ステークホルダーなどを整理しました。



財務の持続可能性の検討


インプットでは、プロジェクトが持続的に活動を続けるためには、おカネの流れが回る基本的な収益モデルを検討することが必須であると強調されました。収益源としては、販売対価、会費、レンタル、サブスクリプション、マッチング、ライセンス型など多様なパターンが存在します。


初期費用と初期収入、導入初年度の運営費用と運営収入といった基本的な収益構造を概算で示すことについて紹介されました。

また、価格決定においては、コスト、需要/価値、競争の3要素を考慮することや、データがない新規事業においてはフェルミ推定を用いて数字で仮説を立てる手法が紹介されました。

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共創実践者インプット「Yamasshoプロジェクト」


ゲストインプットとして、令和5年度NASC実証事業の採択者でもあり、NASC発の共創実践チームとして、Team Yamassho(やまっしょ)のメンバーが登壇しました。



Yamasshoの概要と目的


Yamasshoは、「日本の国土の多くを占める森林が抱える社会課題、過疎化など地域が抱える課題を何とかしたい」という想いから、令和4年度のNASCワーキンググループに参加した有志により結成されました。

チーム名は、長野で男性・女性を親しみを込めて呼ぶ「おとこしょ」「おんなしょ」から取り、「里山を身近に感じ、多くの人に集ってほしい」という願いが込められています。

Yamassho 公式note



活動継続の秘訣


所属企業の枠を超えて活動を続けるために重要な点として、以下の要素が共有されました。


やり続けることの重要性:


継続することで、新たな繋がりや仕事につながる気づきを得る可能性が増える。

定期的な週に1回のミーティングを継続するなど、繋がりを維持することが重要である。



カジュアルに 無理をしない


本業に影響が出ない範囲で、各自がやれる範囲で緩く行うこと。活動を「仕事」としてではなく、「ライフワーク」として捉えていることで、継続するモチベーションを持ち前にすすむことができる。


価値が後に金銭に結びつく


当初はボランティア的に動いていたとしても、社会課題解決に貢献する価値ある活動は、企業のESG/非財務指標(ネイチャーポジティブ、脱炭素など)への貢献として評価され、必ずどこかで資金提供者(企業や自治体など)が現れる。最初は模索状態だったが、やり続けたことで見えてきた。


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視野の拡張・ワールドカフェでのフィードバック


DAY 4の後半では、チームアイディアの視野を広げ、多角的なフィードバックを得るための「ワールドカフェ」形式の意見交換が行われました。

ワールドカフェは、視点の拡張、アイディアの壁打ちに有効とされています。


テーブルに着いたランダムの他チームメンバーは、アイディアを評価や批評するのではなく、「気づきや質問」を自由に共有し、相手チームの発想を広げる「触媒」となりました。

このワールドカフェを通じて、参加者は多様な意見を取り入れ、事業構想の具体化に活かしていきます。


最終日までのすべての合同ワーク時間がおわり、最終日DAY5に向けて、各チームは事務局からのメンターとフィードバックミーティングを実施し、提案を練り上げていきます。


DAY5では、「長野で自分らしく健康に暮らし続けるために、デジタルや新技術を活用した事業共創プロジェクト」の構想をプレゼンテーションします。


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