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「健やかな暮らし」を実現する新たなアイディア創出へ。令和7年度ワーキンググループがスタート

  • 執筆者の写真: Smart City Nagano Smart City Nagano
    Smart City Nagano Smart City Nagano
  • 8月28日
  • 読了時間: 5分

更新日:9月11日

令和7年度NASCワーキンググループ「Nagano Fusion Innovation Lab(通称NFIL)」が、「健やかな暮らし」の実現を目指す新たなアイディア創出をテーマとしてはじまりました。


NFILでは、「健やか」を食や医療などと関連付けながら、長野で健康に暮らすためにデジタル活用事業構想を共創しています。


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初回となる2025年7月15日、 NASC事務局長である長野市経済産業振興部の峯村賢から、冒頭に、オープンイノベーションによる新事業の創出を期待しているとのあいさつがありました。また、NFIL参加のメリットとして、参加者一人ひとりのマインドの醸成に加え、新たな出会いやネットワーク形成が促進されることを伝え、参加者へエールを送りました。


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国内・海外の健やかに関するビジネス最新事例


続いて、BlackFields Consulting CEOの黒田垂歩氏が「ウェルビーイング・健やかさ:グローバルトレンドと長野でのこれから」と題し講演されました。


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薬学博士で製薬企業やハーバード大学医学部での経験を持つ黒田氏は、現在、世界のウェルネス市場が2兆ドル規模に達し、ミレニアル世代やZ世代が新たな潮流を生み出しているとの説明がありました。これからの注目分野として、①体重管理・フィットネス、②健康的老化、③女性の健康、④対面型体験・ウェルネス旅行、⑤機能的栄養・美容・腸内環境、⑥メンタルヘルス・睡眠を挙げています。


地域幸福度(Well-Being)指標*から、長野市は住宅環境や自然景観などを強みとする一方、公共空間や交通、多様性は弱みと分析されました。強みとグローバルトレンドを掛け合わせることで新たな解決策が生まれる可能性があると提案され、弱みは公的施策と市民活動の両面で改善が必要であると述べられました。


日本の幸福度は世界55位で、GDPや健康寿命は高水準ながら、自由度や寛容さなど主観的評価に課題があると指摘されました。また地方で軽視されがちな「仕事による自己実現」の重要性を強調され、時代のトレンドを表す「人的資本」や「IKIGAI」といったキーワードを紹介されました。


最後に、ボストン留学中に体験したイノベーションエコシステムを例に挙げ、政府・大学・企業・投資家・起業家が連携することで巻き起こるインパクトを強調されました。ご自身も多様な立場を行き来する「翻訳者」としてイノベーションを推進されており、『日本のイノベーションの種を次世代につなぎ、世界を良くする起業家を支援することが自身の使命だ』と締めくくられました。


*地域幸福度(Well-Being)指標…国が進めているデジタル田園都市国家構想では、「心豊かな暮らし」(Well-being)と「持続可能な環境・社会・経済」(Sustainability)の実現に向け、地域幸福度(Well-Being)指標の活用が推奨されています。この指標は、市民の「暮らしやすさ」と「幸福感(Well-being)」を数値化・可視化したもので、市民アンケートによる主観指標と、オープンデータによる客観指標で構成されています。


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社会起点で考える:地域課題の共有と深堀


黒田氏の講演に続き、長野市の保健所健康課・スポーツ課の担当者から、地域課題の共有と深掘りを目的として、長野市の取組について説明しました。


保健所健康課

保健所健康課の小松繁之主幹からは「ながの健やかプラン21」の説明がありました。健康寿命延伸、主観的健康感の向上、地域間の健康格差縮小を目標に、生活習慣病予防、生活機能維持、健康習慣改善、社会環境整備を進めます。


スポーツ課

スポーツ課の金沢敦課長補佐からは、長野市の強みであるオリンピック施設や自然環境、アクセスの良さを活かし、スポーツを健康維持だけでなく成長産業として位置づける方針の説明がありました。長野マラソンやスケート大会、スポーツフェスなどを開催し、施設強化や産業連携、人材育成を進め、日本唯一のスポーツ基幹産業都市を目指します。


ワールドカフェ形式での対話へ

保健所健康課・スポーツ課からのインプットを受けて、参加者はワールドカフェ形式で地域課題の深掘りを行いました。


地域課題を基にした対話のテーマ

  • 「自然に健康になれるくらしの環境とは」(保健所健康課)

  • 「部活動の地域移行に伴う保護者負担を減らせるか」(スポーツ課)


参加者は自由に席を移動しながら、テーマに集まった人々と意見交換を行いました。



「健やかな暮らし」のテーマ選定と初期チーム組成へ


アイディアホルダーの発表

ワーキンググループでは、具体的な事業アイディアを持つ5名の「アイディアホルダー」が、自身の構想と背景にある課題、そして協力者に求めることについて2分間のピッチを行いました。


1. 信州の自然や食文化に触れるガストロノミーツーリズム (食x健やか)

株式会社SATOKA 酒井氏


2. 地産地消構造の再創出(食x健やか)

株式会社さんさんふぁーむ 岸田氏


3. 「理想の高齢社会の未来」プロトタイプ都市ながの

~高齢社会対応型地域産業創出~(医療・介護x健やか)

ソフトバンク株式会社 千野氏


4. 歩いて楽しいまち(医療・介護x健やか)

株式会社MYROOM 倉石氏


5. 誰もが働きやすい長野市

障害者 ・ワーキングペアレンツ ・シンママ (働き方x健やか) 株式会社Ccobi 古後氏



ビジョン共創とアイディアブレスト

アイディアホルダーや想いのある参加者を基点にチーム組成をしたあと、各チームに分かれてありたいビジョンの言語化、および現在の課題を洗い出し、課題解決のアイディアを検討しました。その後、Day1の仕上げとして、具体的にどの課題に取り組むかを決め、プロジェクトの名前をつけました。


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今回のプログラムを経て、食、スポーツ、医療・介護、子育て・働き方、観光にフォーカスした計6チームが組成されました。各チームのアイディアはまだ初期段階です。今後、専門家からのインプットやフィードバック、チームメンバー同士のディスカッションを経て、実行可能な事業構想として練り上げていきます。


NFILでは、参加者が共創プロジェクト創出のための様々なプロセスを主体的に学び、体験することで、アイディアをビジネスの形にする力を身につけていきます。

熱意と実現可能性を兼ね備えた、斬新な共創プロジェクトの創出が期待されます。

 
 
 

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