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2月NASC OPEN DAYを開催しました!〜すべての人がおでかけしやすい共生社会を考える〜




2025年2月28日、2月のNASC OPEN DAYを開催しました!


NASC OPEN DAYとは、NAGANOスマートシティコミッションが主催する、会員とつくりあげる交流デーです。


今回は、NASC会員である株式会社ステアーズ 代表の寺田真弓さんが登壇しました。

「すべての人がおでかけしやすい社会」を目指すユニバーサルツーリズムについて、集まった参加者とともに対話が行われました。


すべての人がおでかけしやすい社会へ〜ユニバーサルツーリズムの可能性を探る




右)寺田 真弓(てらだ まゆみ)さん 株式会社ステアーズ代表 / MinQプロジェクトリーダー

左)車椅子ユーザでYouTuber の寺田ユースケさん



はじめに寺田さんから、経歴と寺田さんがなぜ障害の有無に関わらず、全ての人がお出かけしやすい社会、ユニバーサルツーリズムをやりたいか?についてのシェアがありました。


寺田さんが運営するMinQプロジェクトでは、障害当事者を中心としたコミュニティを育てながら、観光だけでなく社会課題の解決に取り組んでいます。




障害者にやさしいお店を増やしたい。登録団体を募集中



続いて、「長野市 障害者にやさしいお店プロジェクト」部会長の吉池さん、長野市障害福祉課から、取り組みが紹介されました。


現在、プロジェクトは4年目を迎え、プロジェクト開始から2000以上の店舗を訪問したものの、実際に登録されているのは500店舗に満たない状況にあるといいます。


盲導犬が拒否されるケースや、長野市内の狭いお店、段差のあるお店が多いなどの課題が共有されました。

このプロジェクトでは、ハード面の整備よりも「心のバリアフリー」を優先し、長野市全体で飲食店に限らず「やさしいお店」を増やす取り組みを行っています。



長野市 障害者にやさしいお店登録店マーク
長野市 障害者にやさしいお店登録店マーク

これに対して、参加企業からの積極的な提案が多数ありました。 靴の小売チェーン経営者: 「市内に飲食スペースのある店舗を作り、スタッフはなるべく障害者を雇用したい。また、アート制作なども取り入れたい」


寺田ユースケさん: 「自分は脳性麻痺で、少しだけ歩けるが、靴の先端を引きずるので、つま先が破れやすいという悩みがある。補強するためのパーツが必要だが、そこにアートを掛け合わせたら面白いかもしれない」


交通事業者社員: 「業務上、所属企業の社員は、サービス介助士の資格を基本として持っているものの、障害のある方がどういうところに困っているのか、もっと聞きたい」 寺田さんが運営を開始した、当事者コミュニティとの連携が模索されました。



イベントのハイライト
  • ユニバーサルツーリズム推進に向けた現在の取り組みや課題が共有され、参加者から多様な連携アイデアが提案されました。

  • 寺田さんが運営する、「おでかけ」の自由をすべての人に。 | MinQ/みんきゅ〜のプロジェクトやコミュニティ運営に関する紹介があり、当事者の効果的な情報発信の重要性について共有されました。

  • 会員企業それぞれの専門性を活かした事業連携の提案が寄せられ、新しい価値創造への期待が高まりました。


おわりに


今回のNASC OPEN DAYでは、株式会社ステアーズと会員企業との対話を通じて、新しい事業機会の種が見出されました。ユニバーサルツーリズムの推進において、異なる分野で活動する企業だからこそ提案できるアイデアや視点が共有されました。


分野を超えてオープンに意見を交わせるこの場だからこそ、新鮮なアイデアや率直な提案が次々と生まれました。今後も企業間の横のつながりを大切に育てながら、共に新しいチャレンジを続けていきたいと思います。


共創パートナーを探したい方へ

カジュアルに話したいテーマやアイデアがある方、共創パートナーを探したい方は、 NASC事務局(長野市経済産業振興部イノベーション推進課)までお気軽にご連絡ください。 nasc@city.nagano.lg.jp

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