きのこ生産シェア日本ナンバーワンの長野県に縁の深い読者の皆様、きのこ廃培地という言葉を知っていますか?
きのこ廃培地とは、きのこ収穫終了後の菌床のこと。しいたけやエノキダケなどの養殖では、おが粉またはコーンコブ(トウモロコシの芯を砕いたもの)にきのこが育つための栄養を混ぜて袋などに入れて固め、そこに種菌をまいて栽培します。
一定期間使用し収穫が終わったら、廃培地は一部堆肥等に再利用されていますが、廃棄物としてお金をかけて廃棄されているケースもあります。長野市内だけでも、その量なんと58,000t。25メートルプールいっぱいの水が約1トンということを考えると、その量は膨大です。
近年、きのこ廃培地の利活用が注目されています。
そして、ここ長野市においても、「きのこ廃培地利活用プロジェクト」が始まっています。
今回、長野市環境保全温暖化対策課さんとNASCがコラボレーションして、長野市が支援している、きのこ廃培地の利活用プロジェクトの推進リーダーたちが集まり、現在始動しているプロジェクトをご紹介。
共創による、さらなるプロジェクトの拡大・進化にむけて、繋がりあったり、自由にトークしていただく会を実施します。
きのこ王国「長野」でどんな共創ができるのか?、一緒に考えてみたい方・企業・団体を募集します!
まずは話を聞いてみたい、そんなカジュアルな参加も大歓迎です。
開催概要
日時
2024年11月22日(金)13:00〜14:00
続けて14時より、11月のNASC OPEN DAYも開催されます。ぜひ続けてご参加ください。
場所 R-DEPOT 3F 長野市ブース(長野市南長野西後町610-12)
参加費
無料
登壇者紹介
【テーマ】きのこ廃培地×バイオマス発電
完全NON-FIT型 きのこ廃培地を活用したバイオマス発電所プロジェクトの最新事例をお話しします
元木 誠(もとき まこと)氏
RE諏訪湖株式会社 代表取締役
2002年より環境事業に従事。自治体の地球温暖化対策実行計画の策定やプライム企業のGX戦略、中小企業の脱炭素経営アドバイスなど、脱炭素社会への移行についてコンサルティング&アドバイザーを務めながら、バイオマス発電所の事業組成、バイオマスボイラー導入調査・オペレーション・メンテナンス等、再生可能エネルギー創出の現場で培ったノウハウを自治体や企業に伝えると共に、2050年ゼロカーボン社会の実現と地域循環共生圏による持続可能な社会作りに尽力。一社)諏訪広域脱炭素イノベーション協会の代表理事を兼任。https://re-suwa.com/
【テーマ】きのこ廃培地×廃塗料×再エネルギー
廃塗料にきのこ廃培地を混ぜて燃料化!環境にやさしい燃料で地球貢献しませんか?
菅野 善正(かんの よしまさ)氏
株式会社マルトー 代表取締役
IT業界を経てマルトーに入社。入社後は有機汚泥やバイオガス発電で排出される消化液の再資源化事業に携わる中で環境に対する問題意識を持つようになる。人が作り出した廃棄物の概念を見直し、自然界の様に資源の需要と供給が高度に調和した仕組みを構築できないか廃培地と廃塗料に着目し事業化に向けて邁進中。
【テーマ】きのこ廃培地×低炭素農業
地産地消の未利用バイオマスを活用したバイオ炭で、低炭素農業の実現へ。大量の有機バイオマスの所有企業や、脱炭を実現したい農業関係者と話したい!
簗田勉(やなだ つとむ)氏
株式会社TOWING 執行役員CSO
農業分野の脱炭素・有機転換を実現する土壌改良資材である高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」の開発・販売を推進。原料は地域の未利用バイオマスを活用し、アップサイクルも実現する。自身は金融機関・コンサルティングファームでの投資戦略立案や実行・モニタリングの経験を積み上げしてきており、宙炭の製造プラントへの投資検討、戦略立案、実行を推進している。
募集期間
開催日前日まで受付、当日参加歓迎です 。
※11/19現在、満席となりました。若干のお席を融通できる可能性がございますので、お問い合わせください。
参加方法
・参加者は、NASC会員の方をイメージしておりますが、現在会員外でも、テーマに関連のあるプロジェクトを起こしたい企業・団体の方の参加を歓迎いたします。
・NASC コミュニティマネージャー 塩入 m.shioiri@sundred.co.jp まで、参加希望日・参加者名・参加人数を添えてご連絡ください。
お問い合わせ
ご不明な点は、NASC事務局までお問い合わせください。
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